1週間の旅行で、自宅のブレーカーを落とすかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか。
ブレーカーを落とすことで、待機電力を抑えて電気代を節約できるというメリットがあります。また、火災や漏電のリスクを軽減する効果も期待できます。一方で、インターホンや防犯カメラなどの電気製品が使えなくなるというデメリットもあります。また、電気製品の動作に問題がないか確認する必要があるという注意点もあります。
そこで、今回は1週間旅行でブレーカーを落とすかどうか、メリットとデメリットを踏まえて検討してみましょう。
ポイント
週間旅行の際にブレーカーを落とすメリット・デメリット
ブレーカーを落とすべき場所・落とすべきではない場所
ブレーカーを落とす際に注意するポイント
目次
1週間旅行の際にブレーカーを落とすメリット・デメリット
1週間旅行の際にブレーカーを落とすことで、主に以下のメリットとデメリットがあります。
メリット
待機電力を抑えて電気代を節約できる
待機電力とは、家電製品のメインの機能を使っていない状態でも、コンセントに接続しているだけで消費される電力です。モニターの表示やリモコンからの信号を待ち受けるために消費されています。
家庭の消費電力量のうち、待機電力が占める割合は約5%と言われています。つまり、1週間の旅行でブレーカーを落とせば、その分の電気代を節約できるということになります。
たとえば、1ヶ月の電気代が1万円の場合、待機電力が5%を占めるとすると、500円の電気代が待機電力に当たることになります。1週間の旅行でブレーカーを落とせば、500円の電気代を節約できることになります。
待機電力を抑えるには、ブレーカーを落とす以外にも、こまめに電源プラグを抜く方法もあります。しかし、電源プラグを抜き忘れると、電気代を無駄にしてしまう可能性があります。そのため、1週間以上の長期の旅行であれば、ブレーカーを落とすことを検討してみてはいかがでしょうか。
火災のリスクを軽減できる
電気火災は、コードの断線やコンセントの差込口の緩みなど、さまざまな原因で起こります。ブレーカーを落としておくことで、これらの原因による電気火災のリスクを抑えることができます。
たとえば、コードの断線が原因で、電気製品から火が出た場合、ブレーカーを落としておくことで、火の広がりを防ぐことができます。また、コンセントの差込口の緩みによる火災も、ブレーカーを落とすことで防ぐことができます。
漏電のリスクを軽減できる
漏電とは、電気が本来の導線から漏れ出てしまうことです。漏電が起きると、感電や火災の原因になる可能性があります。ブレーカーを落としておくことで、漏電のリスクを抑えることができます。
たとえば、電気製品の配線に不具合が起きて、漏電が発生した場合、ブレーカーを落としておくことで、感電や火災を防ぐことができます。
デメリット
インターホンや防犯カメラなどの電気製品が使えなくなる
ブレーカーを落としてしまうことで、インターホンや防犯カメラなどの電気製品が使えなくなることに注意が必要です。
これらの電気製品は、セキュリティの観点からも必要不可欠なものです。そのため、ブレーカーを落とす際には、インターホンや防犯カメラのブレーカーだけは落とさないようにしましょう。
電気製品の動作に問題がないか確認する必要がある
ブレーカーを落とした後は、電気製品の動作に問題がないか確認しましょう。もし、問題がある場合は、ブレーカーを戻して、電気製品を動作させてください。
たとえば、冷蔵庫やテレビなどの大型家電製品は、ブレーカーを落としたことにより、電源がリセットされて、設定が初期化される可能性があります。また、パソコンやプリンターなどの機器は、OSやドライバーの再インストールが必要になる場合があります。
このように、1週間旅行の際にブレーカーを落とすことで、さまざまなメリットとデメリットがあります。メリットとデメリットを比較して、自分に合った判断をしましょう。
ブレーカーを落とすべき場所・落とすべきではない場所
ブレーカーを落とす際には、落とす場所と落とさない場所を明確にしておきましょう。
落とす場所
待機電力が多い家電製品のブレーカー
待機電力とは、家電製品のメインの機能を使っていない状態でも、コンセントに接続しているだけで消費される電力です。モニターの表示やリモコンからの信号を待ち受けるために消費されています。
待機電力が多い家電製品は、以下のとおりです。
- テレビ
- パソコン
- 冷蔵庫
- エアコン
- 照明器具
これらの家電製品は、ブレーカーを落とすことで、節電効果を高めることができます。
使用しない部屋のブレーカー
旅行で使用しない部屋のブレーカーも、落とすようにしましょう。使用しない部屋のブレーカーを落とすことにより、待機電力を抑えることができます。
また、使用しない部屋のブレーカーを落とすことで、空き巣や泥棒などの被害を抑えることにもつながります。
落とさない場所
落とさない場所は、以下のとおりです。
- インターホン
- 防犯カメラ
- 玄関灯
- 勝手口灯
これらの電気製品は、セキュリティの観点からも必要不可欠なものです。落としてしまうと、空き巣や泥棒などの被害に遭うリスクが高まります。
また、落とさない場所としては、以下のようなものも挙げられます。
ペット用の電気製品は、ペットの生活に欠かせないものであるため、落とさないようにしましょう。また、在宅ワークなどで使用する電気製品は、仕事に支障が出ないように、落とさないようにしましょう。
このように、ブレーカーを落とす際には、落とす場所と落とさない場所を明確にしておくことで、安全に節電することができます。
ブレーカーを落とす際に注意するポイント
ブレーカーを落とす際には、以下の点に注意しましょう。
ブレーカーを落とす前に、冷蔵庫やエアコンなどの電源を切っておく
ブレーカーを落とすと、冷蔵庫やエアコンなどの電源が切れます。そのため、これらの電源を切っておかないと、冷蔵庫の中身が腐ったり、エアコンが故障したりする可能性があります。
冷蔵庫やエアコンの電源を切る際は、コンセントからプラグを抜くのではなく、電源スイッチを切るようにしましょう。
ブレーカーを落とす前に、インターホンや防犯カメラなどのセキュリティシステムの確認をする
ブレーカーを落とすと、インターホンや防犯カメラなどのセキュリティシステムも使えなくなります。そのため、これらのシステムが正常に作動しているかを確認しておきましょう。
インターホンや防犯カメラの電源が入っているか、配線が切れていないかなどを確認しましょう。
ブレーカーを落とした後は、帰宅前にブレーカーを上げておきましょう
ブレーカーを落としたままにしておくと、空き巣や泥棒などの被害に遭うリスクが高まります。そのため、帰宅前にブレーカーを上げておきましょう。
ブレーカーを上げる際は、ブレーカーのスイッチが完全に入っていることを確認しましょう。
また、ブレーカーを落とす際には、以下の点にも注意しましょう。
- 湿った手や濡れた手でブレーカーを触らない
- ブレーカーを落とす際は、周囲に人がいないか確認する
- ブレーカーを落とした後、電化製品の動作に問題がないか確認する
このように、ブレーカーを落とす際には、安全に注意して行うようにしましょう。
まとめ:1週間旅行の際にブレーカーを落とすべきか?
記事を簡潔にまとめます。
1週間旅行でブレーカーを落とす際のメリットとデメリット
- メリット
- 待機電力を抑えて電気代を節約できる
- 火災のリスクを軽減できる
- 漏電のリスクを軽減できる
- デメリット
- インターホンや防犯カメラなどの電気製品が使えなくなる
- 電気製品の動作に問題がないか確認する必要がある
ブレーカーを落とす際の注意点
- 落とす場所と落とさない場所を明確にする
- 落とす場所:待機電力が多い家電製品のブレーカー、使用しない部屋のブレーカー
- 落とさない場所:インターホン、防犯カメラ、玄関灯、勝手口灯、ペット用の電気製品、在宅ワークなどで使用する電気製品
- ブレーカーを落とす前に、冷蔵庫やエアコンなどの電源を切っておく
- ブレーカーを落とす前に、インターホンや防犯カメラなどのセキュリティシステムの確認をする
- ブレーカーを落とした後は、帰宅前にブレーカーを上げておきましょう
その他注意点
- 湿った手や濡れた手でブレーカーを触らない
- ブレーカーを落とす際は、周囲に人がいないか確認する
- ブレーカーを落とした後、電化製品の動作に問題がないか確認する
1週間旅行の際にブレーカーを落とすかどうかは、メリットとデメリットを比較して判断しましょう。また、ブレーカーを落とす際には、落とす場所と落とさない場所を明確にしておくことが重要です。
電気の比較インズウェブ 旅行時にブレーカーを落とすことで電気代は節約できる?